歩くだけでもポイントをためたり、ネットで商品を購入しても地球環境を美しくしたりするアプリがあると信じていますか?これが「アント・フォレスト」(螞蟻森林、Ant Forest)です。
アント・フォレストは環境保護に関する公益プラットフォームとして、2016年8月、中国の大手――アリババが傘下のモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ、Alipay)」に開設されました。二酸化炭素排出削減のために、公益的価値を強調するコンセプトを持って、ゲーム型公益活動として設計されました。アリペイのユーザーが歩いたり、地下鉄やバスなどの公共交通に乗ったり、シェア自転車を利用したり、オンライン決済や水道光熱費を支払ったり、ネット上で交通違反の罰金を払ったりすると、それに相応する二酸化炭素排出量が減少します。その環境に配慮した行動を取ることで、削減した二酸化炭素排出量を「グリーンエネルギー」のポイントに交換できます。ユーザーはポイントを用いてアリペイでバーチャルな木を植えます。このバーチャルな木が成長すると, アリペイと公益パートナーは仮想の木を「買っていく」ことができ, 農民たちにボーナスが送られるほか、技術と人的支援が提供され、現実のある地域に実体の木が植えます。
「アント・フォレスト」は2019年9月19日、国連環境計画(UNEP)の「チャンピオン・オブ・ジ・アース(発想・行動部門)」を受賞しました。国連環境計画は「アント・フォレストのようなイニシアチブは、人類の聡明さと知恵を存分に引き出すとともに行動のイノベーションを引き起こし、より良い世界の創造を後押しする」と表明しました。
「アント・フォレスト」のユーザーは、「中国のアルシャー地区(内モンゴル自治区、もともとは砂漠)に1本の木を所有していますよ」と言えます。これを考えると,彼らは環境保護や公益のためにお金を使いたいです。地球環境を改善するにしたがい、社会的価値観も多様化になります。中国の若い世代は環境保護や公益に対する意識が以前より高くになります。
バーチャルな木が本物の木に変わる「アント・フォレスト」のような、若い世代の二酸化炭素排出削減の取り組みを鼓舞するような仕組みは、現実とバーチャルの明るい区別がなくなったように感じされます。しかし今日の若い世代は、このような世界に馴染んでいると同時に、このようなやり方で地球や他人の力になることを楽しんでいます。
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