アメリカのドラマでしたら、十中八九中華のテイクアウトです。テイクアウトの中国語は「外(wài)卖(mài)」と言います。
その中に出て来る、デリバリーで紙パックのような容器の中に入った中華をおはしで食べているシーンがありますが、何を食べているのか、めちゃめちゃ気になりませんか!! 「あの容器」の何か、結構憧れませんでしたか…?
「あの中華はいったいどこの物なんでしょう?」
「どこが有名なんでしょう?」
「また、美味しいのでしょうか?どこへ行けば、あのテイクアウトの中華を食べることが出来ますか?」知りたくなるよね。
実は、とこかの名店ということではなく、中華のテイクアウトっていうと、あの容器ですね。
今日、中国語教室東京池袋校のOnly語学塾は皆さんにテイクアウト容器について紹介させていただきます。
この容器は英語でOyster pailと言い、五重塔の絵柄が付いて、現在お持ち帰り箱の意味でつかわれている。
Oyster pailは実は中華レストランが起源ではなかった、汁漏れしにくい構造で、20世紀初頭牡蠣の持ち帰り箱として考案された。汁漏れしにくい点から、中華レストランがOyster pailを使用しはじめ、今は中華のテイクアウトのスタンダードになっている。
また、五重塔のデザインも気になる。アメリカのデザイナーさんが設計した絵柄で、そのモデルは中国南京の大报恩寺にあった五彩琉璃塔(南京の陶塔)になる。五彩琉璃塔は万里の長城と並んで「中世の世界七不思議 」に選ばれた。残念ながら、1850年太平天国の乱の時に破壊され、現在では、わずかな痕跡が残っているのみ。
Oyster pailはアメリカ生まれアメリカ育ちの持ち帰り箱で、中国では全く使われていないが、また東京の池袋エリア、いわゆる在日華人の町でも見かけたことがない。中華との深いかかわりで今はもはやチャイナカルチャーの一部になったのではないか。(Oyster pailはファッションショーに登場)
以上、中国のテイクアウト容器を紹介しました。また、皆さんが中国文化に触れるように、我々東京池袋に所在する中国語教室では定期的にいろいろなイベントを企画しており、ご興味があれば、ぜひともご参加ください!