北京の美食と言えば、北京ダック、「羊のしゃぶしゃぶ」、炸醤麺(ジャージャーメン)など伝統的な食べ物を思い出した。ところが、東京都内で本場の北京ダックを食べられるお店がたくさんある。特に、池袋駅、大久保駅周辺で大多数の中華料理店は北京ダックを提供している。東京の池袋の周辺で中国有名な料理がほとんど食べられるが、北京に行ったら、絶対に食べるものはいったいなんでしょうか。答えは軽食であり、中国語で「小吃」と呼ばれる。「小」は軽い、一品料理の意味を持って、「吃」は食べ物の意味である。「小吃」は庶民的な食べ物を所属しており、手軽な値段で楽しめる。今日は北京人がおすすめする4つの「小吃」、ぜひご参考になってみてください。
氷糖胡芦(ビンタンフール)
ビンタンフールは、中国の北部はよく見られ、サンザシやイチゴなどの果物を竹串に刺して、飴をかけ、日本のリンゴ飴のような物とそっくりなお菓子である。その形が葫芦に似て、氷のような飴をかけるので、中国語では「冰糖葫芦」と呼ばれている。サンザシの酸味と飴の甘味が混じってなかなか絶妙なお味だが、しかしサンザシが冬の果物なので、冬しか食べられない。そして、北京の前門に販売するビンタンフールはいちばん有名であり、全国でも一番人気なお菓子である。ビンタンフールは本来サンザシで作って、最近種類を増えており、イチゴやむかご(山药豆)など、またサンザシとクルミや蜜柑などの組み合わせも販売されている。
炒肝儿(ちゃおがぁ)
炒肝儿(ちゃおがぁ)は北京の代表する「小吃」の一種であり、豚の大腸とレバーを醬油にたっぷり入って煮込んで、出来上がったらニンニクのすりおろしと混ぜて、最後に澱粉でトロミをつけて食べる。炒肝儿(ちゃおがぁ)は「小吃街」など繁華街で食べられるが、炒肝儿しか販売していない専門店も多い、「姚記炒肝店」と「天興居」は「炒肝儿」を売る一番人気な老舗がある。
小窩頭
これはトウモロコシ饅頭であり、中国語では「小窩頭」か「窩窩頭」と呼ばれ、主に新鮮なトウモロコシ、もち米、大豆など材料を混ぜて蒸すものである。実際は「窩窩頭」はトウモロコシ粉で作って、昔中国の貧しい人の食べ物であった。清朝の西太后は民間の苦しみを銘記するために、「窩窩頭」を御膳房に作らせた。しかし、オリジナルの「窩窩頭」は不味な食べ物だが、御膳房が改良して、キンモクセイの砂糖を入れ、形が似ている「小窩頭」を創り出した。
えんどう豆羊羹
えんどう豆羊羹は中国語で「豌豆黄」と言い、北京の伝統的な点心の一種であり、とろける食感がある。中国語の文章で「京都点心之著名者,以面裹楡莢,蒸之為糕,和糖而食之。以豌豆研泥,間以棗肉,曰豌豆黄。」と紹介された。 「豌豆黄」とは小麦粉の中に楡の実を混ぜて蒸してパンにしたものである。エンドウ豆をすりつぶし、中に棗(なつめ)の果肉を入れ、砂糖をつけて食べるのは一番勧めの食べ方だ。
北京に行ったら、「小吃」いつも深夜の屋台や商店街で食べられ、北京護国寺(東京の護国寺と同じ名前をつける)、王府井や什刹海などの人気の観光スポットに「小吃街」もあるし、繁華街の近い老舗もたくさんある。もし東京で本格的な北京料理を味わいたかったら、中国本土の料理人が集結している池袋駅周辺のお店は一番おすすめ、それぞれも期待通りの外さない味だ。