オンラインミニ中国語講座861 猫税を納めてから発言を | Only語学塾

オンラインミニ中国語講座861 猫税を納めてから発言を

皆さん、こんにちは!本日のオンライン中国語体験講座と「グループコース」では、中国の若者文化とインターネットコミュニティの中で、近年特に注目されている「猫税」というユニークな現象についてご紹介します。この話題は、アメリカでTikTokが禁止される動きと密接に関係しており、外国人ユーザーが中国のSNS「小紅書(RED)」へ移動する中で生まれた、ある種の文化的“入国儀式”でもあります。オンラインでの中国語体験講座を通じて、言語だけでなく中国語圏のデジタル文化や社会的感性にも触れ、より深い理解を得ていただけたらと思います。それでは、今日も楽しく学びましょう!
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「猫税を納めてから発言を」——TikTokユーザーが小紅書に流入したとき、最初に直面した中国語インターネットの歓迎儀式
2024年、アメリカでは再びTikTokの全面禁止案が浮上し、今回ばかりは現実味を帯び、多くのTikTokユーザーたちが真剣に「避難先」を探し始めました。
普通ならInstagramやYouTubeといった他の西洋系SNSに流れると思いきや、意外にも一部の外国人クリエイターやユーザーは、中国のSNS「小紅書(RED)」に注目し、実際に多くの人が移住し始めたのです。
彼らは翻訳アプリや不安を抱えつつも、好奇心と冒険心を胸にアカウントを作成し、「Hi, I’m from TikTok」などと書き添えながら、人生初の「小紅書ノート(投稿)」をアップしました。
最初は暖かいコメントが寄せられ、好意的な歓迎ムードが広がりましたが、やがて中国語ユーザーのコメント欄には、あるフレーズが目立ち始めました——「猫税を納めてください」。
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「猫税」って何?ルールではないけど守らなければいけない“儀式”
「猫税(ねこぜい)」とは、文字通り「猫の写真を投稿すること」を指します。これは法律でも規約でもありません。しかし、小紅書や中国語圏のSNS文化の中では、ある種の非公式ながらも“共通了解”として機能しています。
猫税は「投稿するなら、まずは猫を見せて」という軽妙な呼びかけであり、それによって初対面の文化的ギャップや言語の壁を少し和らげる効果があります。
しかも、猫がいない人には「犬でもOK」「友人の猫でも構わない」と柔軟な対応がされるのも、この文化の面白いところです。厳しいルールではなく、可愛さを通じた共感の交換が求められるのです。
こうして一枚の猫の写真が、投稿者と閲覧者の間に微笑ましい会話と安心感を生み出し、やや緊張気味だった文化的出会いが、ユーモアと共感に包まれたあたたかいものに変わっていきました。
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なぜ「猫」?そしてなぜそれを「税」と呼ぶのか?
猫は、小紅書だけでなく中国語インターネット全体で「癒し」「可愛さ」「感情の共有」を象徴する存在です。
言葉が完璧でなくても、文化背景が違っていても、「猫の可愛さ」は万国共通。まさに言語を超えた体験の共有装置とも言えるでしょう。
そして「税」という言い方は、中文インターネットに特有の言語ユーモアです。「楽しみを享受したなら、感情的な義務も果たしてね!」という意味合いで使われます。
この言葉には、やんわりとした審査のニュアンスもありつつ、誰も排除しない優しさも含まれています。まさに、「私たちは歓迎する、でもここにはここなりのスタイルがある。それを一緒に楽しもう」という文化的合図なのです。
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境界線ではなく“文化的な緩衝ゾーン”としての猫税
この猫税は、実は小紅書というプラットフォームが持つ「緩やかで人情味のある雰囲気」を守るための、ソフトな文化的フィルターでもあります。
TikTokの特徴である高速なテンポ、大衆性、商業的な投稿スタイルは、しばしば境界感のないコミュニケーションを生み出します。一方、小紅書はゆっくり、丁寧に、そしてパーソナルに体験を共有する空間を志向しており、「文化的スピードの違い」による摩擦が起きがちです。
アルゴリズムではふるい落とせないこうしたスタイルの違いに対して、猫税という“軽くて楽しい習慣”が、自然に境界線の役割を果たします。
それは「ここはあなたの慣れたSNSとは違うよ」と穏やかに伝えると同時に、「でも、あなたが猫を通じてこの文化に参加してくれるなら、私たちは喜んで受け入れるよ」というメッセージでもあります。
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実際に猫の写真が投稿され、交流が生まれた
最も感動的なのは、TikTokから来た外国人ユーザーたちが、本当に猫の写真を投稿し始めたことです。
「OK, here’s my cat. Her name is Kiwi. She’s four years old and always bites me lol.」といった紹介とともに投稿された猫の写真には、すぐに多くの中国語ユーザーから「ようこそ」「あなたの猫は中国文化に適合してる!」といった温かいコメントが集まりました。
猫をきっかけにして、そこから「どこに住んでいるの?」「小紅書はどうやって知ったの?」という新たなコミュニケーションが始まり、ひとつの写真が言語や国境を超える交流の起点になったのです。
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今日のオンライン中国語体験講座と「グループコース」では、「猫税」というユニークなSNS文化を通じて、言語では説明しきれない中国インターネット社会の柔らかい側面に触れることができました。中国語を学ぶことは、単なる語彙や文法を覚えることではなく、その言葉が息づく社会の温度を感じ取ることでもあります。皆さんが今回のオンライン中国語体験を通して、より深い異文化理解や、新しいデジタル交流の形に興味を持っていただければ嬉しいです。それでは、次回のオンライン中国語体験講座と「グループコース」でまたお会いしましょう!

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