この夏、中国の国産アニメ映画がもっとも大きなヒットになった。2019年8月11日、中国で劇場公開中のアニメ映画「哪吒之魔童降世」の興行収入が34億元(約508億円)を突破し、歴代興行ランキングでトップ5入りを実現した。このヒットと伴い、ネット上で2019年も中国アニメ映画の元年だといわれている。
実は40年前、中国の上海美術映画製作所に製作られた同じ主人公ナーザの物語を描いたアニメ映画「ナーザの大暴れ」(原題:哪吒鬧海)は、独特な民族スタイルで多くの中国人の子ども時代の記憶に刻み込まれており、中国アニメ映画の最高峰を極めたとされる。
中国最大のアニメ制作会社である中国の上海美術映画製作所は当時、製作した多くの有名な長篇や短篇アニメは中国の伝統的なアニメ代表として我々の懐かしい幼年記憶を作った。
その中、三つの代表作品を紹介させていただきたいと思う。
1960年代の「大暴れ孫悟空」は、孫悟空が三蔵法師や仲間たちに出会うよりかなり前の物語だ。
石から生まれた孫悟空は本拠地花果山で「サルの王様」を名乗り、宝物を求めるために竜王宮殿に忍び込み、如意金箍棒を盗んだ。東海竜王は天庭に訴えた結果、天帝は弼馬温というタイトルを孫悟空に授与して、詐欺を知らなかった孫悟空は喜んで受けた。弼馬温とはすなわち厩番、馬の世話役であり、等級外のちっぽけな役職にすぎないことを気づいたら、欺かれた孫悟空が怒って、天上界の権力に歯向かって大暴れしているという物語だ。
1970年代の「ナーザの大暴れ」の話は先程少ししたが凡人のために龍王を対抗する英雄キャラを描いた。
人間の百姓は降雨のために、水を操る東海竜王に供物を捧げた。ただし、雨を降らせず東海龍王はさらに人間の子供が食べたいと言い出した結果、その地方を守る武将である李靖の・ナーザは仙人である師父から授かった神器を使って横暴に立ち向かった。
1980年代「三人の和尚」は中国の三人の坊主という伝統的な諺を語った。
山にあるお寺、三人の和尚が集まってきた。水を飲むために三人の和尚も自分のことを集中した結果、誰も水を飲むことができなくなるし仏堂の掃除も疎かにすることにより、鼠の数がますます増えてきた。果たして、ある夜更けに食べ物を盗んできた鼠ろうそく台を繰り返して火事を起こしてしまった。三人の和尚は一緒に頑張って火を消すことを通じて三人協力すれば水問題がなくなることを悟った。
上海美術映画製作所の作品は優れた表現手法をもって奥の深い中国の伝統芸術と技術を当時の観客に見せた。日本や外国アニメがまだ流行っていなかったうちに、当時の子供達の貴重な幼年記憶になった。
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