面白い中国の東北方言 | Only語学塾

面白い中国の東北方言

  中国語を勉強している皆さん、今学んだ中国語は中国の「普通話」ということがご存知ですか?以前は交通不便や交流不足など原因により、各地方は自分の方言を形成しました。中国語方言には大体粤語(広東語など)、北方語(北方方言、東北方言など)、呉語(上海語など)、贛語、湘語、閩語(台湾語など)、客家語の七つに分類されます。実は「普通話」近代から政府政策によって普及し、今7割の中国人口は「普通話」を理解できます。一般的には、北方語の発音は「普通話」に近いですが、全て同じとは限りません。最も面白いところは、強い方言訛りの東北人は自分の発音が標準的な「普通話」だと思い込んでいます。筆者も中国東北の出身で、生まれから自分の東北なまりがある発音は全然意識しておりませんでした。大学入学してから、いろいろな地域からの友達と付き合うと、自分の「普通話」が実は「東北方言」だと気づきました。実際に、東北方言の中で、面白い言葉がたくさんあり、今日は皆さんに幾つかの慣用語を簡単に紹介させていただきます。

1皮儿片儿:形容乱七八糟的。

意味:めちゃくちゃである、ごちゃごちゃしている、散らかっている。

【例】儿子把家里造得皮儿片儿的。息子は部屋を散らかした。

2旮旯儿(旮得儿):指一个地方。

意味:(部屋・庭などの)隅,隅っこ

【例】你说的那个东西藏在那旮得儿了。あなたが言っているものはそこの隅に隠されている。

3打狼:考试考的不好,最后一名。

意味:順位が一番下であること

【例】小明学习不好,每次考试成绩都打狼。小明は成績が悪く、毎回のテストでビリになっている。

4唠嗑:聊天。

意味:雑談する、世間話をする

【例】我今天过来没什么事情,就是找你唠会儿磕。今日は別に大したことなく、ただおしゃべりに来ただけ。

5老鼻子:形容数量多。

意味:数が多いことを表す。

【例】五一黄金周的时候,哪儿的景点都老鼻子人了。「例」ゴールデンウイークのとき、どこの観光スポットも大勢の人がいる。

6磨叽:形容办事说话拖拉不痛快。

意味:ぐずぐずする、モタモタする、テキパキとしていない。

【例】别磨叽了!快点吧!我们要赶不上飞机了。何をぐずぐずしているの、早くしないと飛行機に間に合わないよ。

7稀罕:喜欢,常用于告白。

意味:好きである、好みである。

【例】我稀罕你,做我女朋友吧! 好きだから、彼女になってくれる?

8黄了:指事情没有办成。

意味:物事・計画などが失敗に終わる、だめになる

【例】考学的事儿黄了。進学の事がダメになった。

9半拉卡机:办某件事、或处理某问题,留下一些没有完成。

意味:物事が中途半端で終わらせていない。

【例】事情做个半拉卡机的,你怎么就要走了? 物事を中途半端にやっておいて,お前さんどうしてよそへ行くのか?

10急眼:生气,失控,着急。

意味:怒る、コントロールを失う。

【例】小王什么都好,就是脾气不太好,别人说两句就急眼了。王さんは基本的にいい人だが、怒りやすいのが唯一の短所。

  面白いでしょうか?実は我が中国語教室が所在する東京池袋駅の周辺に、東北人と東北料理店もたくさんあります。もし面白い東北語に興味がありましたら、東京都内池袋駅や大久保駅など中国人集中のところに聞いてみてください。また、我々の中国語教室では東北出身の講師がいます、いつも大歓迎です。