東京に来た中国人は常に日本人から出身地の質問が聞かれます。私たち中国語教室の先生はこの質問に対して、常に「上海の周り」あるいは「北京の周り」等よく知られている所を答えます。東京と同じ、上海と北京は世の中に有名な大都市ですが、上海や北京の地元の風土と人情を深く理解している外国人が少ないですから、今回は上海について紹介したいと思います。
1上海の近代史
アヘン戦争で契約した南京条約により、上海は条約港として開港しました。これを契機として、イギリスやフランスなどの上海租界が形成した後、引き続いて日本やアメリカ合衆国も租界を開いた。国々はここで貿易し、上海に資本を移転したために、戦争で壊された他の都市と比べて、上海が逆に全盛になってきました。民国時代の偉人たちは常に上海で革命運動等をめぐらしました。
ですから、民国時代に興味のある方は以下の観光地きっとご存知です、孫文故居(図1)や張学良故居や梅蘭芳故居や周公館など。
孫文(孙中山)は初代中華民国臨時大総統で、中華人民共和国でも「近代革命先行者(近代革命の先人)」として尊敬される人物です。張学良は元々奉天軍閥ですが、西安事件の大事な人物です。そして、梅蘭芳は民国時代の京劇名優です。最後に、周公館は周恩来が中国共産党代表団の上海事務所に使用した洋館です。そのほか、蒋介石や蒋介石や魯迅などいろいろな大人物が上海で暮らしていたので、彼らの住んだ場所は観光ポイントとして観光客の中に大人気です。
2上海の現代価値
現在、上海は東京のような国際大都市です。ディズニーランドや美術館等いろいろがあって、すっかりモダンになる上海に驚きます。
上海の最も有名な観光地は民国時代の租界外灘(図2)です。以前は租界の行政と経済の中心として、西洋式高層建築が建ち並んでいます。今外灘に行ったら、民国時代の西洋式高層建築はモダンな上海と全く違和感がなく、融合しています。
その他、外灘の対岸にあたる浦東新区(図3)には、東方明珠電視塔を始めとして、新しい摩天楼群が立ち並び、そのエキゾチックな景観になってきました2008年には世界第2位の高さとなる高層ビル、上海環球金融中心が完成して世界で最も高い展望台となりました。
3上海の特色
私たち中国語教室の先生は上海に行って最も悩んでいるのは言語です。上海の方言は「呉語」と呼ばれます。中国には「吴侬软语」と言う成語があって、呉語の柔らかさを誇ります。しかし、呉語はよく使われている中国語と全く違います。そして、呉語が基礎として、越劇が産まれました。したがって、京劇は越劇と黄梅曲が基づいて発展しました。(興味があったら、越劇の名曲を観賞してください。)
池袋にいる私たち中国語教室の先生は中国に戻ると、「池袋にすんでいるの?池袋はどこ」とよく聞いてくれました。常に東京圏の一部分と答えましたが、なにかが足りないと感じました。今回は、やはり上海を皆様に紹介する情熱を持って、友達に池袋を詳しく紹介したいと思います。