中国人の「主食」の種類が本当に数えきれないほどに多いと思われている。中国の「南北」は気候と地域の影響によって、乾燥の北方が麦作中心、湿潤の南方が日本と同じような稲作中心という農耕文化になり、だから一般に「南は米食、北は麵食」と言われています。今日、、我々東京池袋に所在する中国語教室から中国人の主食を紹介していただきます。
麵食
中国語の麵食は日本語の粉食と同じ意味、「麵」は小麦粉を指し、「麵食」は総称的に麺類など小麦で作ったものである。
・餃子(ジャオズ)簡体字で「饺子」と書く。日本では焼き餃子が主流なのに対し、中国では餃子と言えば水餃子が圧倒的に多い、焼き餃子は水餃子に比べるとその数がずーと少ない。日本でポピュラーな中華焼き餃子は中国語で別の単語「鍋貼」(グオティエ)と言う。南北の習慣により、餃子付のつけダレも異なり、北方は黒酢、南方は醬油だということがある。実は、東京池袋のいろんな料理屋で餃子料理を好評されましたね。
・饅頭(マントウ)中国語で「馒头」と書き、他にも「馍」とも呼ばれる。中国の饅頭は中には餡や具とか何も入っていない、味付けも全くないものを指す。小麦粉に酵母を加えて発酵させた後、蒸して作る中国風の蒸しパンである。中に餡や具が入っているものは中国語で「包子」(パオズ)と言う。
・花巻(ホワジュワ)饅頭と同じな生地に油を少し混ぜたもので、細長くして巻いて捩じって蒸したものである。味付けタイプもあり、よく生地に調味した挽肉、細切れネギやゴマなどのものを入れている。他には手作りの具入り辣油を入れる「香辣花卷」も北方の食卓上でよく見られる。「花巻」という名前は、渦巻きのような模様が表面にあることに由来する。中国語で「花」の字には模様などの意味もあり、ここでは面白い形といった意味である。
・焼餅(シャオビン)「餅」は日本のもちではなく、小麦で作ったパンやパイみたいなものだ。小麦粉を水で溶いたものを油で半分揚げるように、焼いたもので塩味を持っている。表面にゴマが点点に振ってあり、中に塩味のネギをたっぷり入れることも多い。でも甘口の焼餅もあり、特に焼き立て焼餅はとっても美味しい、外の皮がサクサク、中のシロップがトロトロ、一口食べ始めたら止まらない!JR池袋駅北口に近く中華物産店「陽光城」も焼餅を売っていますよ。
・油条(ヨウティヤオ)中国風の揚げパン、朝食に豆乳、豆花やお粥の添え物としてよく食べられる。また、天津煎餅の中に巻いて食べることもある。
・煎餅(ジエンビン)クレープのようなもので味はない。中国では、天津煎餅と山東煎餅はもっとも代表的である。天津では、「煎餅」は「嘎巴」(ガーバ)とも呼ばれる。街角の屋台で焼きながら売るスタイルが普通だ。一般に中国で「天津煎餅」として売られているものの多くは、実際には煎餅餜子(チエンビングオズ)であって、煎餅ではない。煎餅餜子は、煎餅で、天津で「餜子」または「棒槌餜子」と呼ばれる揚げパン(油条)を包んで、甘味噌などで味付けたものである。
・麺条 日本でラーメンのように小麦粉をこねて細長く加工したもの、略称で「麵」と呼ばれており、成型法による「麵」の形と呼び方がたくさんある。中国の食文化の歴史を振り返ってみると、約4000年前から麺条の作り方が記録されており、中国の黄河流域からアジアの各地へ伝わったとされている。だから、長年にわたり中国の麵料理は種類を数えないほどある。近年では中国の商務部と中国飯店協会による共催された麵文化祭で、代表的な麵料理として「中国十大面条」が出てきた。それらは蘭州ラーメン、北京炸酱面(ジャージャー麺)、山西刀削面、四川担々麺、吉林延吉冷麵、河南烩面、杭州片儿川、昆山奥灶面、镇江锅盖面、武漢熱乾麺である。その中で担々麺とジャージャー麺は日本でも大人気だ。
・糌粑(ツァンパ)主にオオムギの変種であるハダカムギを粉にした食品である。チベット人の主食で、日に3回ほど食べる。それに、年間を通じて食べられる保存食でもある。
・馕(ナン)中国新疆ウイグル自治区などに住むウイグル人はナン、中国語「饢/馕」を主食のひとつとして食べている。インドやパキスタンのものと異なり、1cm程度の厚みがあり、しっかりした硬い焼きあがりである。特有の粘土製円筒形オーブンで焼いた饢は水分含有量が少なく、何月でも腐ってないので、長期で保存できる。基本的に茶やスープと共に食べる。硬くなりやすいため、割ってからこれらに漬けて食べることも多い。でも食材としてウイグル料理でよく用いられ、「饢包肉」という料理は饢の上に羊肉の炒め物を載せる料理はもっとも有名なグルメだ。
我々の中国語教室には2016年新年のお祝いのため、東京池袋の料理教室で餃子パーティーが開催された。中国語を勉強している生徒さんたちはほぼ全員が集まり、皆様のおかげで肉汁溢れ、皮から手作りの餃子と中華風のおつまみを完璧に仕上げてきた。
以上、中国人の主食ーー前篇を紹介しました。また、皆さんが中国文化を触れるため、我々東京池袋に所在する中国語教室はいろんなイベントを頑張って企画しており、折よく3月の春イベント「カラオケ大会」参加者を募集中!ご興味があれば、ぜひともご参加ください!