秋の美食のひとつといえば「上海蟹」!今日、中国語教室東京池袋校のOnly語学塾は皆さんに「上海蟹」をテーマとして紹介させていただきます。
中国語で「大闸蟹(da zha xie)」というけれど、最も有名な産地は上海ではなく蘇州の陽澄湖。
『10月の雌、11月の雄』と言われるように、10月は雌の卵、11月は雄の白子が食べ頃になる。結んだ紐をハサミでちょん切り、熱い甲羅をゆっくり外す。
雄の場合、甲羅をすするように食べると、黄金色の味噌が舌の上からのどのあたりまで、とろりと流れていく。雌の場合は、そこにプチプチとした卵の食感がアクセントになって加わる。
あああっ、食べたくなるわ!
蟹味噌がたまりませんね!食べるならば姿ごとですね。「でも、食べ方が難しそう…」という方に
今回は上海蟹を一番おいしくいただく食べ方を紹介します。
〇上海蟹解体用具はこれ:ハサミは爪や殻を割るもの。
へらやスプーンのようなものは蟹肉をかき出したり、ミソをほじったりするのに使う。
〇酢がポイント!
黒酢にちょい生姜を加わるとカニの甘味をさらに引き立てます!
1.脚を切り外します
蟹肉の詰まった脚と爪をはさみで切ります。
2. 甲羅を外します
蟹の表と裏を持って蓋を開けるように甲羅と腹の部分を分離させます。境目に挟みで切り込みをいれてもいいですが、そのままでも結構簡単に開くことができます。腹の裏についているフンドシ部分もはがしておきましょう。
3. 肺を取り去ります
甲羅とは反対の、腹のほうの中身に、白い房のようなものが付いています。これは肺ですが、食べられません。手で全てちぎって取り去りましょう。また中央の黄色いミソの中に、地元の人々が心臓といっている白っぽい部分があります。大変見つけにくいですが、できたらこれも取り去りましょう。
4. 蟹のミソをいただく
甲羅や腹についている濃い黄色の部分が蟹のミソです。ヘラやスプーンですくって食べましょう。また、中身を食べた後、甲羅に生姜酢を注ぎ、甲羅にこびりついたミソの残りをかき混ぜて飲むのもたまりません!
5. 両側には蟹肉がぎっしり!
ハサミで下図のように食べられない部分を取り、胴体を左右二つに割って、はさみとへらを使って胴体両側の白い肉をほじりだします。これも酢につけて。細かい作業になるね。
6. 最後に、脚を食します
下図のように脚は両側を切り、つま先の細い部分を使って脚の肉を少し押し出すとするっと出てきます。黒酢につけて食しましょう。うち中国語教室の李先生は蟹を食べるの達人ですよ。
〇ただし、注意すべきのは、中国では体を冷やす食べ物とされています。ビールと一緒に食しちゃダメだよ!
「上海大闸蟹」を一度食べてみたい方はもちろん、池袋の中華物産店で買えるわよ。
また、皆さんが中国文化に触れるように、我々東京池袋に所在する中国語教室では定期的にいろいろなイベントを企画しており、ご興味があれば、ぜひともご参加ください!