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流行語―「AWSL」

 今日は「AWSL」という新しいネット用語をご紹介いたします。

 「AWSL」という言葉は「ビリビリ動画」という中国の動画サイトで流行ったコメントです。2019年合計329万6443回流されたことで、「2019年弾幕流行語」のトップとなり、この言葉は今も各サイトで見られています。

 「AWSL」は中国語「啊,我死了」のピンインの頭文字を組み合わせた言葉で、直訳すると「あぁ、俺は死んだ」という意味です。動画の内容があまりにも可愛くて、楽しくて、心が打たれた感じを表現する。

 ビリビリ動画は、ニコニコ動画が開発したサイトで、「弾幕」と呼ばれる機能を持つことが特徴の一つです。日本では、画面に同じようなコメントが大量に流されたときだけ、「弾幕」と呼ばれています。その一方で、少量のコメントが飛んできたら、ただ「コメント」と呼ばれています。「弾幕」という言葉が中国語に取り込まれてから、動画上で流される全てのコメントを指すようになりました。

 映画《扫毒》中に1つのクラシックなせりふは「阿伟已经死了」(阿偉はすでに死んだ)ですが、この「阿伟死了」のピンインの頭文字を組み合わせと、「AWSL」となるため、弾幕で「阿伟死了」は「AWSL」と同じ意味です。弾幕で多くの人が一緒に「AWSL」とコメントしている時、「阿偉乱葬崗(集団墓地)」と呼ばれています。

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