われわれ東京池袋の中国語教室の中国語先生たちみんなは、日本のお笑い番組が大好きで、その中にもっとも面白いと思っている形式は漫才です。今日は皆さんに日本の漫才文化を触れながら、中国の漫才文化について話をしたいと思います。
漫才というのは、日本全国で普及した有名な演芸・話芸です。主に2名の漫才師で演じますが、3名以上のグループの形で演じる漫才もあります。2名の漫才師が演じるときは、二人はボケとツッコミと呼ばれる二つの役割に分けることができます。ボケは話題の中に明らかな間違いや勘違いなどを織り込んで笑いを誘う、冗談など面白いことを言う役割です。一方、ツッコミは、ボケの間違いを素早く指摘し、笑いどころを観客に提示する役割を担います。
中国でも漫才に似たような演芸形式があって、「相声xiàng sheng」と呼ばれています。相声は漫才と同様、中国国内においてすごく人気があります。相声も主に二人で演じていますが、一人あるいは三人以上も表演できます、それぞれは「单口相声dān kǒu xiàng sheng」そして「群口相声qún kǒu xiàng sheng」と呼ばれています。二人で演じるとき、「逗dòu」と「捧pěng」と呼ばれる二つの役割に分けています。「逗」はボケと似って、主におもしろいことを言って、そして「捧」は「逗」の言葉をサポートあるいはツッコミします。
人気相声コンビ 左 岳云鹏, 右 孙越
近年中国では「相声」はますます繁盛になり、「相声」を楽しめる場所――「相声茶馆chá guǎnr」は知らず知らずのうちに北京や天津など大都会で一夜で広がり、現代中国人にとって、「相声茶馆」で休日を過ごすのは若者でもすきなレジャーの過ごし方になっています。
ステージの上に芸者二人は立ち、下に観衆たちは気軽におやつを食べたり、暖かいお茶を飲んだりして、盛り上がる時にさらに観衆たちは芸者に声をかけ、ツッコミもします。観衆と芸者の間は垣がなくて、声のやり取りをするのです。
ちなみに、中国で一人演じる「单口相声」と「评书píng shū」は日本の落語に似っています。「评书」は一人で演じる話芸です。評書芸術家はストーリーを叙述したり、情景を描写したり、人物を模倣したり、事理を評価したりするなど手段を通じて、歴史と現代のさまざまな物語を演出します。その特徴は評書のストーリー性が強くて、そして登場人物が多くて、ストーリーの筋は複雑で、表現者の言語は豊富で、人物の性格は鮮明で、ストーリーと人物の細部の描写も多いです。
評書芸術家 单田芳先生
落語は日本の伝統的な話芸の一種として、衣装や道具、音曲に頼ることは少なく、ひとりで何役も演じ、語りのほかは身振りと手振りのみで物語を進めて表現する独特の演芸です。落語は「单口相声」や「評書」と似っていて、主として言葉と仕草によって演出効果をねらいます。そして、落語芸術家を描く日本のアニメ「昭和元禄落語心中」は中国でも人気があります。
現在、中国の有名な相声芸術家も日本の劇場で毎年演出しています。たとえば、中国で最も有名な相声サークル徳雲社、そしてこの相声団体のリーダー郭德纲さんは近年頻繁に来日出演してきました。皆さん、もし時間があれば、ぜひ中国の漫才を見てくださいね!
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