新年手帳 | Only語学塾

新年手帳

 中国人にとって一番大切な日が近づいてきた!伝統文化が大好きな皆さんに中国春節のノウハウを説明するために、新年手帳を作りました。その手帳より、今日は我々中国語教室東京池袋校のOnly語学塾から皆さんに春節のスケジュール、歴史背景とこだわりのある過ごし方を詳しく紹介しようと思います。

2017.1.27(大晦日)

 大掃除、伝統民俗の一つとして、新年を迎えるために不可欠なことであります。昔では病気を追い払う宗教的な儀式であります。今、中国語の大掃除「扫尘」の「尘(塵)」と「除陳布新」の「陳」は読み方が同じことから、旧年中の全ての不祥、不運を一掃する意味があります。中国の大晦日は中国語で「除夕」と言います。

 春節の際に窓、扉などに貼られる「福」の字が書いてある赤色の紙を上下逆さまに貼る。中国語で「福倒了」(福が逆さま)と「福到了」(福が訪れる)は同じ読みであることから、福運を祈るという気持ちを表す。春節の風俗の一つとして、赤い紙にいろんな縁起の良い対句を書き、それを門や入り口の戸に貼ることもあり、その対句は中国語で「春联」と呼ばれる。今、東京池袋駅に近くの中華物産店にも「春联」を売っていますよ。

 この日、北京時間午後八時ぐらいから家族はテレビ番組「春節聯晩会(日本の紅白歌合戦みたい)」を見ながら新しい年を迎えます。昔から人間の命を驚かし、農作物をこわす「年」と呼ばれる鬼をよけるため、人達はよく爆竹を打ち上げるという物語がありますが、今爆竹や花火は年越しに不可欠な習慣になっています。除夜に近づくほど街が爆竹や花火の音でにぎやかになっていきます。0時になる瞬間、街のあちこちで多くの爆竹や綺麗な花火が上がり、話し声も聞こえなくなるほどにぎやかになっています。

2017.1.28(元日)

 元日になると、けたたましい爆竹や太鼓の音が朝から夜まで一日中鳴り響いたり、伝統の獅子舞「採青(ツァイチン)」がそれに合わせて行われたりして、華やかに独特な「春節」の雰囲気が溢れています。中国人は家族を集め、一緒に盛り沢山な美味しい新年料理を味わったり、久しぶりな親戚の間で「新年おめでとうございます!」など挨拶回りをしたり、線香を立てて神様に祈ったりします。日本と同じように、若者は目上の人に健康を祈り、その一方で、年長者は若者に事前に用意したお年玉をあげるという習慣になっています。お年玉は中国語で「压岁钱」と言います。ちなみに、中国では一人っ子は多いから、家族にあまやかされて、数万円のお年玉をもらうこともよくあります。長年者はお年玉のことに困ることもあります。

2017.1.29(旧暦の一月二日)

 嫁いだ娘は夫と子供を連れ、実家に帰り、新年の挨拶をする。

2017.2.1(旧暦の一月五日)

 この日はお金の神様「財神」がいらっしゃる日です。中国人は財神が大好きで、花火や爆竹を最も盛大に打ち上げて財神を迎えます。特に,商売人は財神を尊敬し、花火だけではなく、線香や様々の果物で財神を参拝します。

2017.2.3(旧暦の一月八日)

 仕事が始まる。

2017.2.11(旧暦の一月十五日)

 元宵節は新しい年最初の満月の日で、灯籠を飾ったり、灯籠見やなぞなぞ遊びをしたり、元宵(中華白玉)を食べたりして、一家団欒を楽しみます。この日をもって中国のお正月は終わります。

 他には、正月中ヘアカットすると、おじさんがなくなるというタブーもあります。それを信じるほどではないが、子供の時からずっとそのルールを守ってきました。それらのルールを守ることも含めてこそ、中国春節らしい習慣が流れていけます。

 また、皆さんが中国文化に触れるように、我々東京池袋に所在する中国語教室では定期的にいろいろなイベントを企画しており、ご興味があれば、ぜひともご参加ください!