中国の博物館に展示されている貴重な国宝

 文化財を歴史文明と人類の知恵の証しとするなら、博物館はさしずめ歴史の記憶を保存する遺伝子の宝庫と言うことができます。今日、only語学塾は皆さんに中国の博物館に展示されている珍品を紹介させていただきます。

四羊銅方尊

 「四羊銅方尊」は古代中国の儀式の青銅の酒器であり、現存する殷代の青銅方尊の中に一番大きな方尊です。後期のシャン王朝の時代から3000年以上の歴史があります。形は方形の酒器で、四隅に羊が象られています。羊のくびと背には符文を付け、圏足の上には細長い前脚が浮き彫りにされています。酒器に羊を取り込んだ見事なデザイン、精緻な文様、高度な鋳造法、まさに殷代青銅器の粋を凝縮した作品です。4匹の羊を中心とした装飾はめずらしいもので、複雑な立体造形と器面をうめつくす精緻な文様表現をこれだけ美しく鋳上げることは至難の技です。現在は中国国立博物館に所蔵されています。

清明上河図

 「清明上河図」は、絹本に、主に水墨で、北宋の都である汴京(河南省開封市)の光景を描いたものと言われています。全長約5メートル、縦24センチの画面のなかに登場する人物は500人以上があります。汴河(べんが)の流れに沿って、賑やかで発展した様子や市民の生活が衣食住にいたるまで細かに描かれて、12世紀の北宋全盛期の人々の暮らしぶりを知ることができます。後世にもたくさんの模本が作られました。ここまで精密に描かれた都市風景は、もちろん同時代の西洋にもほとんどありません。中国が誇る至宝であるとともに、世界でも屈指の幻の名画なのです。現在は北京・故宮博物院に所蔵されています。

越王勾践剣

 これは、中国春秋時代後期の越国の王「勾践」が保有していた名剣です。剣の長さは(柄8.4センチメートルを含めて)55.7センチメートル、幅は4.6センチメートルです。剣の両面に菱形の連続パターンが施され、ターコイズと青水晶とブラックダイヤモンドで象嵌されています。柄頭は11同心円で構成され、剣のグリップには絹が巻かれています。青銅器ですが、重量は875グラムだけです。2千年以上経過したにも関わらず腐食する様子も無く、今も美しい輝きと鋭利さを保ち続けています。現在は湖北省博物館に所蔵されています。

素紗襌衣

 世界で最も軽く、染められておらず裏地のない着物で、花の模様が入った織物としては最古となっている衣服です。50年前出土しましたが、現代の技術でも織ることが無理で、非常に薄い、煙のような半透明の生地です。丈の長さが160cm、袖を広げた長さが190cmですが、重さはたったの48g程度です。推計で、重厚な襟、袖、裾の縁の絹を除く、その重さは20数グラムしかありません。「天女の羽衣」というように、微風でも飛び去ってしまいそうです。これは2200年前の古人の知恵ではないでしょうか。現在は湖南省博物館に所蔵されています。キーワード:東京、池袋、中国語教室、中国語、東京、池袋、中国語教室、中国語、東京、池袋、中国語教室、中国