山海経「せんがいきょう」―上

 中国古代の戦国時代から秦朝・漢代(前4世紀 – 3世紀頃)にかけて徐々に付加執筆されて成立したものと考えられており、最古の地理書(地誌)とされます。

山海経

 「山海経」(中国語:山海经(shān hǎi jīng))は今日的な地理書ではなく、古代中国人の伝説的地理認識を示すものであり、「奇書」扱いされています。内容のほとんどは各地の動物、植物、鉱物などの産物を記し、そのため、後世失われたものの多い中国神話の重要な基礎資料となっています。

古本の山海経のイラスト

 しかし、最近の研究により、復元されると山と怪しい動物は実際に存在していることを示してます。例えば、「昆仑山」はアフリカのキリマンジャロ山の現状により、全く同じ山です。ある描写している動物の誇張している部分を除いて、実際に今のアメリカにも分布しています。

アフリカのキリマンジャロ山

 今日はその中の有名な「精衛填海」(せいえいてんかい)という物語を紹介します。

精衛填海

 簡単に言うと精衛填海の意味は精衛海を填(うづ)むことです。「山海経」の中の北山経に拠れば天帝の1柱として南方を守護する炎帝神農氏の少女(末女)で、東海地方(推定現中華人民共和国山東地方辺の黄海沿岸部)を遊歴中に海に溺死しました。彼女はその恨みを晴らすべき、鳥と化して太行山脈に属す現中華人民共和国山西省の発鳩山(はつきゅうさん)に棲み、東海を埋めんと周囲の山から木石を銜え運んで海中に投下するようになりました。化した後の姿は烏に似て頭に文様があり嘴は白く足は赤く、「セイエイ、セイエイ」と鳴くが為に精衛(せいえい)と名付けられたという物語です。

精衛填海

 「山海経」は中国の文化に大きい影響を与えます。例えば、その後、ある事を一歩ずつ、粘り強く最後までやっていくことは「精衛填海」で言い換えることもあります。

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