伝統を守ている匠

 先日、我々中国語教室は友達からプレゼントの切紙をもらった。非常に可愛くて、中国語教室のオフィスに貼っている。子供の頃、町には常に切紙の職人が一人か二人がおり、年を取っているおばあさんやお爺さんは目が悪いが、手先が器用で、まるで紙を魔法で絵に変わった。しかし、世界が急速に発展していくと伴い、緩やかな生活がしだいに遠ざかって、このような伝統的な物事もだんだん遠ざかっていく。

 切紙は中国民間の伝統文化であり、中国語で「剪纸」(読み方:jian zhi)と呼ぶ(図1)。各家は窓や壁に貼って家を飾り、時々福を招く意味もある。現在切紙を貼っているお部屋は少なくて、切紙は段々世界に忘れられてきた。新年を迎える時、東京池袋における中華物産店で切紙や春聯などの伝統的な飾り物を販売しており、これは故郷を離れている中国人が故郷に対して懐旧の思いを表わす。

 切紙を伝承するために広東省の職人梁朗生は一生に切紙芸術に身を捧げた。梁朗生は1989年なくなってしまったが、生徒たちは数多くて、現在70歳の陳永才さんはまだハサミをしっかりと握っている。(図2)陳永才より、梁朗生は名利を問わず、誰とも親しく付き合っている。しかし、切紙に対して真面目な完璧主義である。西洋画や書道など様々な芸術を学んだうえで、梁朗生と生徒たちは切紙を長く続くように伝承する。名利に遠い切紙の職人は心を守るように切紙を守っている。切り紙もしくは切り絵に興味を持っている方は、東京池袋で切り絵の体験講座があるので、随時申し込み可能である。ネット捜索も感嘆で「切り絵 池袋」を入力すればすぐ出ます。

 テレビのない時代に、戯曲(中国語:戏曲xì qǔ)は民間や皇室に流行っていた。しかし、文化の発展とともに、曲は様々な種類があって、流行っているのは戯曲ではない。世界文化遺産として世界に名誉をされているが、戯曲の好きな人は次第になくなってしまう苦しい立場に置かれた。戯曲は京劇(中国語:京剧 jīng jù)や評劇(中国語:评剧píng jù)や黄梅戯(中国語:黄梅戏huáng meí xì)など様々な種類があって、各種類は鮮やかな特徴がある。京劇の職人の中で、最も代表的な人物は梅蘭芳(図3)(中国語:meí lán fāng)である。

 現在、梅蘭芳の伝人胡文阁は京劇を世界紹介することを背に負う。胡文阁(図4)は男として女の姿で演出することをきっかけに、80年代に大人気であったが、公衆はあまりにも好奇心を持っていて演出本来の価値はなかなか見られないと思っていた。胡文阁は進路を考えなければならなかった。90年代、胡文阁は坂東玉三郎の紹介で、梅蘭芳の息子京劇演出家梅葆玖と出会って生徒になった。胡文阁は梨園に入って梨園のルールを守れなければならない。梅葆玖は「過去を捨て、忠、正、平、和を心に明記して」と要求し、真剣に教えていた。胡文阁は師父の教戒を明記し、今までも京劇に身を捧げている。

 私たち中国語教室は「戏迷」が多くいる。戏迷と言うのは戯曲の好きな人たち。私たち中国語教室の先生は京劇や越劇や黄梅戯などさまざまな戯曲が好きである。戯曲を注目している若者が段々少なくなって、すごくもったいない。そして、中国の京劇に濃厚な興味がある方に対して、ただ今いいニュースがあり、日中国交正常化45周年記念のため、今年6月21日(水)~ 6月29日(木)東京池袋に所在する東京芸術劇場で、名劇としての京劇「楊門女将」(図5)が日本公演されている。戯曲の好きな方はぜひ好機を逃さないでね!

 切紙や戯曲等の伝統は流失しているとともに、ヴァレンタインデーやクリスマス等の西洋文化が流行っている。東京池袋で、西洋文化が流行っているが、日本文化も非常に完璧に保存している。京都に行ったら歌舞伎の演出もたくさんある。もし日本のように、中国も伝統文化をしっかり保存する意識が強ければ、中国はもっときれいと思う。