花食文化 | Only語学塾

花食文化

 皆さん、食用花を食べたことがありますか。食用花はデザートやお菓子の飾りとしてよく使われていますが、味はどうでしょうか。我々の中国語教室の先生たちは飾り用の花を試食したことがあり、生の花を直接に食べると渋みと苦味が残り、茹でてお菓子の中に入れたら味が無くなったと感じました。一方、日本では食用菊以外、他の花を食べるのがめったにないと思います。そういえば、東京における中華料理屋さん一番多い池袋周辺にも花の料理がありません。しかし、中国西南における雲南省に花の料理が一番豊富で、一日三食によく食べます。今日、我々の中国語教室は皆さんと一緒に、昔から花を食べる習慣があるところに花の料理を探して見ましょう。

 「石梓花」(中国語:shí zǐ huā)もしくは「糯索花」(中国語:nuò suǒ hu ā)とも呼ばれ、シーサンパンナ(西双版納の中国語:西(xī)双(shuāng)版(bǎn)纳(nà))に特有な野生の花です。西双版納に住んでいるタイ族は石梓花が大好きです。

 四月中旬の数日間、中国の傣族(dǎi zú)のソンクラーン(水かけ祭り)(中国語:泼水节pō shuǐ jié)であり、お祝いのために石梓花の粉ともち米粉が主原料とした菓子「毫糯索」(中国語:háo nuò suǒ)を食べます。

 これは春節の時餃子を食べるという習慣と同様です。したがって、ソンクラーン(水かけ祭り)は「傣族の新年」とも呼ばれ、シーサンパンナにおける暑の最盛期を過ぎたばかり、梅雨の始まる前に、品薄になる時期です。ですから、その時期は作物がまだ成熟していなかったので、「毫糯索」は収穫を祈るため、未来への希望が象徴されます。また、糯索花は腐敗を防ぐ効用もあり、海南やフィリピンなどの熱帯地域に同様な花があります。

  最近、雲南省では、「花の鍋」という料理が全国に有名になりました。この鍋は当地のバラ(玫(méi)瑰(gui)花)、菊(菊(jǘ)花)、マメナシの花(棠(táng)梨(lí)花)、ツツジ(杜(dù)鹃(juān)花)、ザクロの花(石(shí)榴(liu)花)、芭蕉の花(芭(bā)蕉(jiāo)花)や花海棠(海(hǎi)棠(tāng)花)などがよく使われています。

 また、北方出身の我が中国語教室の先生が小さい頃からよく食べている花はアカシアの花(中国語:槐(huái)花)です。アカシアの花は5月中旬から下旬にかけて房状の白い花を咲かせ、さわやかな香りを周囲に振りまきます。食べてみますと、少し甘い感じがあります。カシアの花から作った「槐花餅」、つまり「アカシアの花のパンケーキ」と「蒸しアカシアの花」は人気です。そして、アカシアの花は漢方薬としても使用され、解熱、止血、高血圧、糖尿病の改善に効くとされています。

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