志怪

 池袋に私たち中国語教室の近く、鬼子母神堂と言うところを知っているか。鬼子母神堂は昭和35年に東京都有形文化財の指定を受けた。伝説によって、鬼子母神はもともと夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産んだ。しかし、近くの幼児を食うのせいで、人間から恐れ憎まれた。お釈迦様にいさめて最後に過ちを悟り、安産・子育の神となり、池袋あるいは東京を守っている。

 日本と同じ、昔から、中国人も「天地鬼神」の話が大好きである。「山海経」や「捜神記」や「聊斎志異」など、怪異な伝説を記録した本は「志怪小说」と言う。日本人は鬼を妖怪みたい物と見るが、中国の「志怪小说」から見ると、中国人は鬼を死んだ人の魂と認め、鬼を人間に傷害を持たす方と持たさない方に分かれている。「志怪小说」は鬼の話を紹介することだけではなく、一切現実に出会えない怪談を記録する。今少し紹介したいと思う。

一番目:聂小倩(図1)

 寧采臣(図2)は中国浙江省の書生である。上京の途中で、ある荒れ果てた寺に泊まった。深夜、庭に中年女と御婆さんの話し声が急に出した。そして、ある若い女の子も徐々に来た。安全のために、すべてを覗いた寧采臣は別に普通の会話だと認定して安心した。しかし、後ほど、ある人は彼のドアを開けて入った。さき庭で喋っていた若い女の子が目の前に立っていて、寧采臣に「あまりいいお月夜なので眠れないんです。かわいがっていただけないかしら。」と言ったが、絶世の美人に頼み込んだ書生は素直に断りした。美人が驚いて去って前、金を差し上げたいが、書生は「不義の財」と言って再び断りした。仕方ない美人はドアを閉めて離れた。翌日、隣の書生は何かに足の裏に穴を掘り、死んでしまって、明後日、書生の召使いも死んでしまった。夜、先日の美人再び来た。美人は自分が聂小倩と言い、18歳に死んでしまってこのお寺の近くに埋まったが、妖怪に脅迫されて人の血と心肝を妖怪に差し上げなければならない。「今夜殺害できる人もうなくなって、明日妖怪は必ず夜叉を任命して先生の命を奪うので、先生は燕と言う書生の部屋に泊まるしか殺害されない。」聂小倩は泣いて跪いて言った……

二番目:干将莫邪(図3)

 楚王はある干将と言う人に剣を作るように命じた。完成まで三年かかってしまった。干将は妊娠中の妻莫邪に「王は必ず怒って僕を殺すだろう。もし生まれた子が男ならば、大人になって「戸を出て南の山に行って、松の生えた石の後ろに剣がある」と伝えて、仇を討とう。」と残した。予想する通り、王は果たして干将を殺した。数年経て、莫邪の子赤(もしくは眉間尺)は成長して父親のことを聞いた。母は父が楚王に殺されたことと言伝を伝えた。その言伝より干将を手に入れた赤は日夜復讐することを計画する。しかし、ある日王は夢で赤と会って復讐することが怖がっているので赤に懸賞金をかけた。復讐することがさらに難しくなって赤は苦しんで泣いた。ある過客が泣く理由を聞いて、赤が素直に告げた、その過客は「復讐したいなら干将と貴方の首が必要である、私にしやがれ」といった。すると、赤は首を刎ねた。旅人が「絶対約束を守る」と言うと死体がようやく倒れた……

 この二つの話が中国で非常に有名である。長い話だから、ここで若干述べた。結局に興味があれば、ぜひ小説を読んでください。「聶小倩」を原作とした映画やドラマが数多くあるが、最も人気なのは1960年製作のリー・ハンシャン監督による香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」である(図4)。なぜかというと、ストリーが面白いし、映画の画面が美しいし、そして、私たち中国語教室の先生はほとんど主演女優と主演女優のファンである。それとともに、干将莫邪の伝説は近代魯迅に改編して新しい小説「鋳剣」を著わしている。皆さんはもし興味があれば読んでください。池袋や東京には何か面白い怪談がないか。あったら私たちに教えてね!

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」https://www.youtube.com/watch?v=oxR0F8BJjMY

魯迅「鋳剣」ラジオドラマhttps://www.youtube.com/watch?v=-Iaj2eDttss