中華美食「仏跳墙」

 「仏跳墙」といえば、豪華な一品中華料理でして、その名を聞いたことがない方は多分いないと思います。「仏跳墙」は福建の伝統的な有名料理であり、材料にこだわり、作り方が独特で、滋味があり香りも濃厚なのでその名を国の内外に馳せています。「仏跳墙」の由来について、今日は福建の民間には広く伝わっている伝説を話しをしたいと思います。

 ある日、布政司(官名)の周蓮が両替商の経営者の家の宴会に招かれて赴いました。両替商の経営者の奥さんが自ら台所に入って得意料理を作り、ニワトリ、アヒルなどの肉類やいくつかの魚介類を一緒に紹興酒の酒がめの中に入れてとろ火で煮込んで完成しました。この料理が食卓に運ばれ、かめのフタを開ける瞬間に部屋中に香りを漂っていました。かめの底が見えるまでずっと食べ続けでも、周蓮はなおも箸を置くのに忍びなかった。

 屋敷に戻っても、周蓮はこの料理が片時も忘れられず、そして屋敷の料理人の鄭春発に形や色を描いてその料理の材料や調理方法を説明してあげました。鄭春発は周蓮の説明に基づいて、何度も試作し、最終的にそのごちそうを完成されました。後に鄭春発はさらに不断に研鑽し、材料面でも改良を加え、調理方法も材料に合わせて変えて、その料理の味を以前のものを遥かに超えるものとしました。

 後に鄭春発は周蓮の屋敷を離れて、「聚春園」というレストランを経営し始めました。彼は研究を続け、その料理の原材料も充実させたので、作る料理の香りをより濃厚さを増し、彼はさらにその料理をレストランの看板メニューにしました。

 ある日、何人かの秀才(科挙の最初の試験に合格した書生)がその名を聞いてやってきました。店のボーイがかめを秀才たちのテーブルに持って来て、かめのフタを開けると、香りがたちまち鼻をつき、秀才たちは次々と珍しさを賞賛しました。1人が[釈尊でもこの料理の香りをかぐと、塀を跳び越えて戒律を破りこっそり味わうに違いない]と思わず口にした。1人の秀才が「かめを開けば料理の香りが隣近所にまで漂い、仏もその匂いをかぐと座禅をやめて塀を跳び越えて来る」と即興で歌いました。みんなは声を揃えて見事だと讃えました。それ以来、「仏跳墙」がその料理の正式な名前となったのです。

 皆さまはこの物語を見てどう思いますか。今すぐ食べたいくなる気になっていませんか(笑)。「仏跳墙」の原材料は全部高級食材でして、さらに長時間の煮込みも必要ですし、結構手間のかかる豪華な一品です。もし「仏跳墙」の発祥地である福建省に行くチャンスがありましたら、ぜひご堪能下さい。

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