ニワトリの熟語

 2017年の干支は酉(とり)だね。 中国語で「鸡」と言われた。中国では酉年のトリは鶏を指し、日本では鶏が天照大神や太陽を迎える神聖なものとされていましたが、中国の古くからの諺や成语から見ると鶏と言えば平凡や弱い動物として見られているようだ。

 では、今日、我々中国語教室東京池袋校のOnly語学塾は皆さんと一緒に、そのような諺や成语を幾つか見てみましょう。

  • 鹤立鸡群 (鶏群の一鶴)

凡人の中に飛びぬけて優秀な人がまじっていること。

つまり、鶏は凡人の喩えだね。

  • 杀鸡焉用牛刀 (鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん)

たやすいことをするために、大げさな手段を取る必要はない。

鶏は弱い生き物の象徴でもある。

  • 嫁鸡随鸡,嫁狗随狗(鶏に嫁入りしたら鶏に従い,犬に嫁入りしたら犬に従え)

女は嫁入りしたら夫のよしあしにかかわらず一生付き合う。

ここでも、鶏は凡人。

  • 一人得道鸡犬升天(一人の人が道術を修行して仙人になると、家族や飼う鶏、犬まで天に昇れる。)

一人が出世して権勢を得ると、一族郎党まで恩恵にあずかる喩えに使われる諺だ。

鶏はここで他人にお陰を被っている人。

  • 小肚鸡肠(小さな腹と鶏の腸)

度量が小さい、小事に拘泥して全体に目を配らない人を指す。=鼠肚鸡肠

  • 杀鸡儆猴(鶏を殺して猿に見せる)

1人を処罰して他の者の見せしめにする意味。

鶏を縁起のいい動物と見る成語は少なからず存在する。

  • 金鸡报晓(金鶏が暁を報せる)

公鶏が鳴くのは功名につながる意味から、酉年によく親友に祝福の言葉としてかける。

 今回は鶏の中国語成語を紹介したが、中国では動物に関する成語やことわざは数えきれないほど多いだ。その中、面白い典故由来や百姓の知恵によるものが特に多いだ。中国語や中国成語に興味があれば、東京池袋の中華書店で成語の本を探してみて一読するのも面白いかもしれない。

 これらの成语は多く貶す意味に使う語ですが、中国では鶏は中国語で「吉」と同じ発音で、縁起の良い食べ物とされているので、春節(旧正月)の料理に鶏料理は欠かせないものだ。日本と違う、中国のデリカテッセン(中国語で「熟食店」)で鶏肉をバラバラ切り分けるじゃなくて、よく丸鶏を売っている。地域によって、適した調理法もそれぞれ:

①花雕鸡:広東省有名なグルメ、「花雕」というお酒は味の決め手となり、主役の鶏を引き立てる。

②白斩鸡:その源は広東省、南地方の料理でものすごく普通のグルメだ。シンプルな作り方で鶏皮がサクサク感があり、お肉がジューシー、絶妙なお味!

③叫花鸡:杭州の名物料理の一つ。ハスの葉で包んだニワトリを泥で塗り固めて蒸し焼きにしたもの。中国語の「叫花子」は乞食の意味だ。乞食が盗んだ鶏に泥を塗って隠しておき,上に薪を焚き、そのまま焼いて食べたら非常に美味だったという聞き伝えがある。

④绍兴醉鸡: 浙江料理。ちなみに绍兴は、紹興地域(紹興市)の事。下味を付け、茹でた鶏肉を紹興酒のペース、いろんな調味料で冷凍して漬け込んだもの。 これは家庭料理だけに、地域によって種類も様々あり、レシピの違いなので、南と北の風味も違う。

東京池袋駅に近く中華物産店でいろんな中華風の鶏料理がありますよ。

▲中国貴州にある「六个鸡駅」の駅員たちから新春の祝福。酉年に便乗しているね。

 また、皆さんが中国文化に触れるように、我々東京池袋に所在する中国語教室では定期的にいろいろなイベントを企画しており、ご興味があれば、ぜひともご参加ください!

ではでは、皆さん、金鸡报晓,鸡年大吉!