南北の違い【前編】 | Only語学塾

南北の違い【前編】

 中国人に付き合うとき、いつも「我是北方人/南方人。」(「私は北方人/南方人です。」)という言葉がきこえます。この「北方」と「南方」はどのように分けられますか?答えは「秦嶺山脈」と「淮河」です。

 

 「秦嶺山脈」は陝西省の南から甘粛省にまたがっている山脈で、「淮河」は江蘇省の北を流れる川です。日本でも「関東」と「関西」習慣の違いをよく指摘されていますが、地域交流が継続的に強化されている今、東京池袋に暮らしている人々と大阪心斎橋の人々はそんな大きい違いがないと思います。ただ、中国の国土面積は日本の約26倍、人口は13億人を超えて、日本人口の10倍くらいなので、「北方」と「南方」は自然環境の違いより文化習俗の違いも存在しています。今日我が中国語教室は中国の多数の南北差別の中で、代表的な3つを紹介します。

 

 まず、「北方」と「南方」の気候環境の違いを簡単に紹介します。以下の図から見ると、中国の年降雨量と冬の気温0度も「秦嶺山脈」と「淮河」によって分けられます。すると、「南方」の夏は暑くて雨がいつも降って、冬には濡れて寒いです。「北方」の夏の降水量は夏に集中し、冬は非常に寒くしばしば雪です。

 しかし、実際に「北方人」は「南方人」より寒気を我慢できません。これは不思議でしょう?中国の「北方」は確かに「南方」に比べて寒いですが、冬になると「北方人」の家に暖房が備え付けられます。

 この暖房は日本の電気を通じて室内を暖めることと違って、石炭を燃やして部屋を暖める公共インフラとして集中に暖房を提供しています。例えば、北京は毎年11月15日から3月15日まで暖房を提供し、室内温度はいつも25℃を維持できます。暖房の料金は住宅の面積によって計算されて、毎年大体1㎡当たり18元(約300円)がかかります。中国の住宅物件は主に団地で、集中して暖房を提供すること便利です。エアコンに比べてすごく安いでしょう?そのため、近年中国のインターネットで「南方」の暖房問題をめぐって激しい議論を展開されています。意見は一致しない原因は石炭が燃料として環境汚染を引き出すところです。

 我が中国語教室の先生中で「北方人」と「南方人」両方も何人います。冬の東京は中国の「南方」に似ていますので、「南方」からの先生は日本の気候にもう既に慣れていました。ですから、「北方」からの先生は冬になると電気料金も「南方」からの先生よりずーと高い、この原因は毎日エアコンをつけっぱなしです。